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海鮮中華の点心プチバイキング。通常メニューを選び、それに150円を追加することで点心が食べ放題となるシステムだ。 店は大正通りに面している。オーナーシェフは東京會舘、四川飯店、聘珍樓を経て、この店をオープンしている。 当日オーダーしたものはランチメニューの野菜炒めであった。食べ放題ではないが、一応述べておく。野菜炒めはもやし、キャベツ、インゲン、ピーマン、ベビーコーン、タマネギ、ナス、タケノコ、キクラゲと具沢山であった。味付けは特に濃すぎることはないが、しっかりとしている。スープは少々塩気が強いようだ。 点心類は全部で12種用意されていた。そのうち食べ放題できるものは8種。と言うのも、プリンと胡麻団子は1人1つずつしか食べることができないからだ。ただでさえ種類が多くないので、これは少し寂しい。 味について。クッキーはサクサクっとしており、バターの香りがよかった。まんじゅうは冷え切ってしまっているために皮がかたくなってしまっていた。食感がよくない。杏仁豆腐は特有のクセのある香りが豊かである。プリンはタピオカが入れられていたのが面白い。胡麻団子はかたく萎縮してしまっており、中のあんも少なかった。 全体的にデザート類はらおまけという印象が強かった。非常に残念なことだ。だが勘違いをしてもらいたくはない。これは、おいしいおいしくないという問題を扱っているのではない。プチバイキングの姿勢に対する疑問なのである。有名店の点心だっただけに、落胆したことだけを記しておく。 店内にはジャズヴォーカルが流されていた。「Fly Me To The Moon」や「Them There Eyes」などがそうだ。ただ、その曲調とは異なり、店内はもっと賑やかで開けっぴろげな感じであった。 客はファミリーが多かった。武蔵野周辺の地元住民であろう。みんな寛いだ様子であった。デートというよりも友人や家族で来るのがよいかも知れない。 補充や皿の片付けに特に問題はなかった。ただ、プチバイキングを注文する客は案外少なかった。そのため、皿が空になる場面があまりなく、その結果回転率もあまりよくなかった。 この店は海鮮中華の店だ。食べ放題の専門店ではない。だが、ランチのプチバイキングは簡易だという印象を受けざるを得ない。それに、宣伝に用いることができるほどオーナーシェフは有名である。そのため落胆は普通の店よりも大きいだろう。 吉祥寺は飲食店の宝庫である。その中で他の店からの差別化を図るためにプチバイキングを行うのはよい。だが、プチバイキングを追加すれば、普通のランチバイキング以上の値段になるのだ。 プチバイキングもこの店の一部であることを再認識してもらいたい。有名店の料理を食べ放題できること。それは客にとって、この上ない至福の時なのであるから。
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