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ホテルニューオータニのタワー最上階レストランのランチブッフェ。当日は新年特別ランチブッフェが催されていた。値段は通常よりも高い7000円だ。帝国ホテルのインペリアルバイキング、ホテルオークラのオーキッドルームと並び、ホテル系洋食ブッフェの御三家である。 種類はジャンルを厳しく見定めても料理が30種、デザートが6種は揃っている。普通に見積もれば料理は30種強、デザートは20種近くだ。 種類は少なくはない。パスタや鉄板焼きの実演、ソフトクリームメーカーは嬉しい。だが、食卓パンやグラタン、プリンやシャーベットなど、同ジャンルの多さが実は目立つ。料理は豪華に美しく、かつ整然と並べられており、目を奪われてしまいがちだ。だが、それほど多くはないというのが実感であった。 味について。セサミフランスパンはパリッと焼き上げられており、胡麻が厳かに香る。チキンの茶巾仕立てはチキンがスッポリと玉子に包まれており、キュートさと和洋折衷な味わいがよい。サーモンとうなぎの和風ロールはうなぎ、サーモン、キュウリが入っている。うなぎの香りよさとサーモンの旨味、キュウリのシャキシャキ感のコラボレーションがよかった。ショートケーキはスポンジがとてもフワフワしており、食感が面白い。ごまプリンは小豆の甘味がしっかりとしているし、ゴマもよく香る。 料理、デザートともにどれもおいしかった。よい意味でよかったモノを挙げることは難しい。 店内について。ホテルニューオータニのタワー最上階というだけあって、眺望は素晴らしい。大きな窓が3面に備えられており、空の上にいるようだ。テーブル間隔や大きさはそれほどでもない。だが、料理の置き場所にきちんとしたスペースが取られてあったのは嬉しい。 当日は正月であったためか、BGMはさくらなど和風チックなものであった。洋食レストランでありながらも、和の厳かで慎ましい雰囲気も漂っていた。居心地は文句なしによい。だが、制限時間が90分の2部制であるので、のんびりとはできない。非常に残念なことだ。このため、居心地の評価で満点を与えることはできない。 サービスについて。補充は悪くはないが、特によくもなかった。料理類の補充はよかったのだが、ケーキやプリン類の補充が少し遅いようであった。従業員は皆丁寧で気持ちがよかっただけに、勿体無いことだ。 メニューには全て名札が備え付けられていた。それだけではなく、食べ放題メニューが書かれた用紙がテーブルに置かれていた。この点は素晴らしい。 ソフトクリームはコーンが2種類も用意されていた。また、ソフトクリームスタンドが置かれてある。これは非常に珍しい。ソフトクリームスタンドが置かれてある食べ放題店は初めてである。 食卓パンは4種に限ってサーブ方式であった。だが、ライ麦ブレッドやペストリーは料理台に置かれていた。半端な印象も受けるし、分かりづらい。全てを料理台に置いてもよいだろう。 この店はホテル御三家の一角であるホテルニューオータニの洋食ブッフェ店である。居心地やムードは最高であり、味やその演出に関しても素晴らしいものがある。だが、種類数で驚かされることはないし、ホテルで90分制というのは短い。これでは、味や居心地が減点されても仕方がないだろう。 厳しいことを述べているのかも知れない。だが、ホテルブッフェ御三家の正月特別ブッフェだ。値段も通常の5割増である。最上級に位置するホテルブッフェが与えてくれる幸福は、これだけのものではないはずだ。
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