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新宿マイシティの屋上で行われる、中華料理の食べ飲み放題。夏の風物詩というやつである。コンセプトは台湾料理の屋台だ。池袋パルコの屋上でも同様の催し物が行われている。 種類は全部で30種ほど揃う。驚くほどのことはないが、よい方である。ただ、思ったほど種類が多いとは感じられなかった。と言うのも、実際よりも多いメニューが、色々と壁に貼られていたからである。演出のためというのは分かる。だが、実際には用意されていないメニューが貼られているのだ。失望を覚え、料理が少ないと思い込み易くなるだろう。また、デザートが少ないことも気になる。 大根餅とニラ饅頭、担仔麺が実演なのはよい。だが、屋台をメインにするのであれば、もっと実演メニューを増やすべきである。台湾の屋台をコンセプトとしているのであれば、もっと大規模にした方がよいだろう。 味について。フライドチキンはカリカリだった。おでんの具材は、玉子、こんぶ、ちくわ、がんも、こんにゃくだ。海老のチリソース煮はゆっくりと辛味が伝わる。焼きそばは油が感じられた。だが、淡白に仕上がっている。これは、よい意味ではない。豚キムチはしっかりと辛味がついている。餅米団子は米の香りがよい。チャーシュマンはチャーシューが小振りのため、迫力不足。塩味がやや強いのが気になった。担仔麺は香菜の有無を決められる。大根餅は表面がカリカリだ。だが、中がベトベトしており、楽しみを半分奪われたような気分であった。それに、小さめで脆い。ニラ饅頭はニラが香る。モツ煮込みはちょっとしょっぱすぎるようだ。 全体的に大味だ。屋台風なので仕方がないのかも知れない。だが、それならば、その代わりに具材をダイナミックにしてもらいたいところである。 店内について。マイシティの屋上を使っているため、広さは確保されている。真中に料理の屋台、両脇に飲み物の屋台を備えていた。この点に関しては正解だ。全部で料理台が2つ、ドリンク台が2つ用意されていた。 テーブルと椅子は簡易的である。長時間、いや制限時間である120分座っているには、お尻が痛すぎる。だが、ビアガーデンとはこのようなものなのかも知れない。 至る所に看板が飾られていた。電球などでも装飾が施されており、ネオンがキラリと光る。それなりに雰囲気は出ているようだ。 客は20代から30代が多かった。驚いたことに、ビヤガーデンなのに1人客も見受けられた。だがこれは、珍しいケースであろう。混雑具合からすれば、7、8階の「SHUN KAN」には到底及ばない。 席は自由であった。途中で雨が降ろうとも、お金は返却されない。なので、訪れる時には天候によく気を付けてもらいたい。 補充はまぁまぁであった。それよりも気になることがあった。それは、実演の屋台に人がいないことが多かったことである。実演を売りにしているのであれば、尚更のことだ。客がいなくとも、従業員が屋台にいる。実演を行う食べ放題店は、このような心掛けでやってもらいたい。効率云々よりも、客に対して失礼である。第一、そんなにも客が実演を利用しないのであれば、そもそも実演を行う必要がないのだ。 皿の片付けはなかった。テーブルは簡易的であり、広くはない。なので、少々困る。ドリンクも屋台に用意されているので、取りに行く必要がある。料金は前金制であった。 台湾の屋台をイメージした演出は面白い。屋台風なので、居心地や補充はまだ目を瞑ることができるかも知れない。だが、小さくまとまってしまってはいけない。上品でなくともよい。だがその代わりに、ダイナミックであって欲しいのだ。 食べ放題の夏の風物詩。このように言われることは、食べ放題シーンにとっては好ましい。何故ならば、食べ放題が進化を遂げ、多様化してきていることの証拠だからである。従って、夏の風物詩たる同店に頑張ってもらいたいところだ。
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