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池袋のアムラックスビル4階のイタリアンレストランで行われているランチバイキング。週に1度、木曜日にだけ食べ放題が行われている。このビルはトヨタの自動車の展示場と思ってもらってよい。この店が属する鴨川グループには、同じく食べ放題を行っているタイ料理店の「ザ サイアム」も属している。 種類は全部で20種ほど揃う。少なくはないのだが、多いということもない。料理台が狭くてごちゃごちゃしているので、全体が把握しづらくなっている。そのため、その数以上に多く感じられるかも知れない。ドリンク飲み放題は別料金だ。 イタリアンかと思ったのだが、内容はそうでもない。餃子や春巻、煮物、白玉入りおしるこなども用意されている。その幅の広げ方が、オヤジ系ランチバイキングの色を濃くしている。 味について。焼き餃子と春巻は皮がカリカリなのだが、ちょっとパサパサとしている。具材は野菜が中心だ。焼き餃子にはマヨネーズがかけられており、大味。やや節操のなさも感じられる。パスタはボンゴレだった。勿論アサリ入りであり、ソースはトマトソースである。酸味は軽く、全体的にちょっと淡泊に感じられた。野菜炒めはナスとキャベツ、牛肉が使用されている。味付けはほんのり塩辛く、中華炒めのようである。ピザは薄焼きでパリパリだった。切り分けて置いていないので、非常に取りづらかった。そのためか、ピザを取る客は少なく、その結果ピザは冷え切ってしまっていることが多かった。 店内は清潔感があってサッパリとした感じだ。テーブルは大きくない。テーブル間隔は普通だろう。窓の外などから、トヨタの自動車が見えるのが面白い。今までに、店の中から自動車のモデルが見えるような食べ放題店に入った経験などはなかった。 客層は10代から、40、50代だった。客層の幅は広いだろう。子供を連れた若いお母さんのグループが目立った。12時過ぎには既に行列ができている人気ぶりだ。 補充はあまりよくなかった。従業員はテキパキと働いていたようなのだが、常に回転よりも後れ気味であった。料理の残り具合も把握できているか疑わしい。と言うのは、以下に述べるような状況があったからだ。 ピザがたくさん残っており、デザートがほぼ何もない状態があった。それなのに、さらにピザを運んで来た挙句、置き場所がないので、デザート置き場に補充してしまっていた。これではピザばかりが増える一方である。週に1度の食べ放題だから、慣れていないようだった。だが、何が補充されるかということは、食べ放題の一大事である。もう少し、気を使ってもらいたいところだ。 皿の大きさは小さすぎる。料理が混ざり合う可能性が高く、いけない。それに、先ほども述べたように、ピザが切り分けられていなかった。料理台が狭いだけに、減点は必至である。 この店はオヤジ系ランチバイキングを行っている。しかし、本当はイタリアンレストランだ。それなのに、若い女性だけではなく、中高年の男性も多く見受けられた。やはり、それは自動車の影響が大きいのだろう。 店のすぐ外には、トヨタの自動車が展示されている。4階はラグジュアリーカーのコーナーであり、センチュリー、ソアラ、クラウン マジェスタ、プログレ、アリストなどの高級車が威風堂々と展示されていた。今は無理だけれども、いずれはハンドルを握りたい。訪れたお父さんたちは、そう思ったことだろう。 一通り見物し、この店へと入った。だが、世のお父さんたちを現実世界に返すのはまだ早い。ランチバイキングで、もう少し夢をみさせてあげてもらいたいのだ。そのためには、食べ放題だけが持つ補充という名のハンドルを、しっかりと握ってもらう必要がある。
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