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丸の内ビルディングの地下1階にある老舗レストランのランチバイキング。昭和27年の開業、明治45年にドライカレーを作り出し、その元祖となった。 種類は全部で25種ほど揃う。料理台が狭いので種類は少なく思える。だが、実際には結構揃っており、ランチバイキングでは多い方だ。ワインが用意されているのもよい。エスプレッソコーヒーメーカーが置かれている店も多くは見られない。 味について。焼魚はたらであった。脂がよくのっていたし、塩気もある。パスタはトマトソースが使用されており、、サーモン、ホタテなど魚介類がたくさん入っていた。魚介類の爽やかさとトマトの酸味がよい。グラタンは大振りの海老が入れられていたのが印象的だ。サンドイッチは玉子とハムカツの組み合わせである。カレーは中辛でビーフとニンジンが入っていた。海老のチリソースは辛味が効いていたが、アクセントとなる甘酸っぱい風味も忘れていない。春巻はパリパリとしていた。だが皮が厚く、反応はやや鈍い。ちらしはご飯には、海老、錦糸玉子、かまぼこ、レンコンが入れられている。具在感があるため、それなりに豪華に感じられた。 店内はバイキングと通常ランチとで部屋が分かれていた。以下、バイキングの部屋について言及する。床には絨毯が敷かれていた。室内は狭い方だし、テーブル間隔も広くとられていない。平日の丸の内という条件のため、客はスーツ姿の中高年男性が圧倒的であった。95%はそれに当てはまる。同僚と来ることが多いため、彼らの会話で騒がしかった。 店内はリッチな雰囲気が漂う。だが、窮屈さと喧騒と制限時間60分のせいで、忙しない印象だ。 補充はよい方である。料理の回転率は早かったのだが、きっちりと対応ができていた。料理は入れ替わり制である。品切れであっても、すぐに代わりの料理を運んできていた。皿の片付けも悪くはない。 ただ、名札が1つもなかったのは残念だ。料理の種類数に比べて料理台が小さかった。このことも起因しているのかも知れない。 この店は東京駅から近い。駅からの地下道も届いている。味や種類、サービスはよいだろう。店そのものが持つ雰囲気もよい。だが、居心地となると勿体無いという印象がしてしまう。室内と料理台の窮屈さ、喧騒。それに制限時間60分が加えられる。これでは忙しなく感じられるだろう。まるでオヤジ系バイキングのそれである。 だがしかし、平日のここ丸の内はオヤジ達の戦場である。オヤジを中心に考えねばならない。通常のオヤジ系ランチバイキングに比べれば、雰囲気はずっとよい方だ。「喰い放題」と呼ぶオヤジ達にとっては、味・種類・居心地の3拍子が揃う店であり、この値段は十分に安いのかも知れない。
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