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渋谷クロスタワーの高層階にある北欧レストランで行われているランチバイキング。ディナーもバイキング方式だ。食べ放題の原点であるスモーガスボードを楽しむことができる。1つ上の階には同じく食べ放題を行っている超有名店の「グラン カフェ」がテナントとして入っている。 種類は全部で30種近くが揃う。ランチバイキングでは多い方だ。ただ、前菜類の比重の多さが気になる。前菜に比べれば、メインの料理やデザート類が弱い。だが、ランチでこれだけの種類があれば、よいだろう。 味について。ポテトサラダはカレー味だった。甘味と粘り気があって食べ応えがある。洋食中心のはずだが、何故か春巻やちらし寿司が用意されていた。春巻はちょっと小さめなのだが、これくらいがよいだろう。ちらし寿司は酢が強めだった。やや酸っぱさが残る。ローズジャムは粘りと酸味があった。バラの国であるブルガリアのダマスクローズの花びらからジャムを作ったということだ。カレーはシュリンプ入りだ。トロトロで後から辛味が追いかけて来る。豆のクリーム煮はとてもクリーミーだった。レンズ豆、ひよこ豆が入れられている。シュークリームは半分の大きさであった。1つのサイズが大きいので、これくらいがよいだろう。北欧ティは甘い香りがした。ほのかな苦みが味蕾を刺激する。 店内は広い方だ。椅子はソファであった。フロアの角に位置しているので、2面が窓になっている。ここのビルは六本木通り沿いに位置している。1つの窓の先には東京タワーがそびえ立つ。もう一方の窓の向こうには、皇居が深く座している。眺めは抜群によい。 BGMには女性ヴォーカルのジャズが流されていた。店内は石造り風であり、ムードがある。スーツ姿の中高年男性がチラホラと見受けられた。だが、女性の数の方が多い。最も多かったのは30代前後くらいの女性だった。 バックバーも充実していた。用意されているのは、スピリッツだけではない。日本酒も多数あった。夜の営業も期待できそうだ。 補充は店長らしき従業員がテキパキと指示を行っていた。遅過ぎるということはない。だが、残念ながら、皿が空いている時間は長いことが多かった。皿の片付けは適度だ。小皿は交換ができる。だが、大皿は交換ができないことは不便だろう。種類数が多いだけに、尚のことである。 珍しく箸が用意されていなかった。食べ放題店では、洋食ビュッフェであろうとも、箸が用意されていることが多い。店側に余程のこだわりがない限りは、箸を用意しておくべきだ。何故ならば、食べ放題とは、食に対して動的なシステムだからである。食べ放題では、食べる者に、できるだけ自由を与えてもらいたい。だが、自由を与えられた者には、必ず責任が課される。このこともよく理解しておく必要がある。 種類が多く、居心地が非常によい。ただ、内容は前菜類に偏っているし、特別に印象の残るモノはなかった。だが、値段はオヤジ系ランチバイキングのそれとほぼ同等である。そう考えると、コストパフォーマンスは非常に高い。この値段であれば、間違っても損をした気分にはならない食べ放題店であろう。
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