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ホテルオークラ本館5階にある欧風レストランで行われているランチバイキング。当日は「お正月特選ブッフェ」が開催されていた。期間は三箇日である。通常料金よりも、値段は高くなっている。 種類は全部で50種ほどが揃う。料理類が30種以上、デザート類が18種である。ホテル系の中にあっても、特にランチでは充実している方だ。最も多いグループに位置する。実演はローストポークと仔羊のローストであった。氷菓やスープ、ドリンクはサーブ方式である。 前菜と料理は豊富だ。だが、デザートはパイやタルトなど、同じタイプのものが多い。実演も物足りなさが残る。 味について。サンドイッチのローストビーフサンドは、程よく厚みがあった。鮮魚の岩塩包みには鯛が用いられている。身が締まっており、非常にうま味がある。仔羊のローストは思ったよりもクセがない。ローストポークは脂がよくのっていた。牛舌の煮込みは、赤ワインがあまり感じられない。チキンと小海老のドリアはクリーミーだ。こってりとして重たい。前菜グラスの小海老にはアボカドが載せられている。魚貝類のナポリ風は白身などの取り合わせであった。カジキやキンメダイのソテーである。魚介類と野菜のフライは、イカ、海老、キスなどが揚げられていた。 シュークリームのフィリングは、生クリームとカスタードクリーム。カスタードクリームは甘味に膨らみがある。シュトーレンは甘味が強い。アップルパイはアップルスライスが載せられていた。パイ生地はサックリだ。イチゴタルトはタルトのかたさが適度。青りんごのシャーベットは酸味がジンワリと伝わってくる。 全体的においしく食べることができた。前菜と料理類は本格的な印象だ。それに比べると、おいしく食べられたものの、デザートは見劣りする。 店内は宴会場のような雰囲気だ。天井が高く、広くて見通しがよい。床は絨毯であった。テーブルには白のきれいなクロス。テーブル間隔は広かった。明かりは優しい。音楽は和風の曲を演奏したものが流されていた。 客はほとんどがファミリーである。年代は30代半ば以降が多い。ファミリーが多かったが、遠慮をしたのであろうか、小さな子供はあまり見受けられなかった。 補充は早い方である。片付けも早い。どの従業員も丁寧だ。テキパキとしている。料理には名札が付けられていた。ただ、前菜やデザートには付けられていない。 三箇日に行われている「お正月特選ブッフェ」は通常よりも値段が高い。味はよいし、種類も多く揃えられている。接客や居心地もよいだろう。 ただ、ランチでは最上級の値段帯なのだ。デザートの充実や実演のグレードアップを注文してもおかしくはないだろう。単純に料理を食べて楽しむこと以外の、何か驚きが欲しい。これは年に一度の特選ブッフェなのであるから。
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