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昭和4年創業の老舗である浅草むぎとろが行っているランチバイキング。同店自慢のむぎとろを食べることができる。食べ放題は1階で行われているようだ。場所は駒形橋のすぐ傍である。 種類は全部で4種類しかない。食べ放題のできない和菓子4種を加えたとし10種には及ばないのだ。これは、最も少ない部類に入る。料理、和菓子ともに、しっかりとしたモノを出していた。それだけに、種類が少ないことは残念だ。 味について。むぎとろのとろろは、秋田で5年をかけて育てたげんこつ芋が使用されている。粘り気が強めであり、そのせいなのか香りもよい。食べ応えがあるのだが、優しい甘味も感じられた。麦飯はプツプツとした食感がトロトロのとろろの中でよいアクセントとなっている。玉子焼きはコクがあり、甘味にもキレがあった。和菓子についてだが、三代目はちょっとかたさが残っていて食べ甲斐がある。 料理と和菓子はどれもおいしく食べることができた。ただ、やはり種類数の少なさが残念である。 店は立派な和風造りだ。外には腰掛けが置かれている。店内は提灯や傘で飾り立てられていた。BGMはジャズが流されている。上品で風流がある雰囲気だ。ただ、食べ放題が行われている部屋は狭い。1階の1室なのだが、5テーブルでのべ16席しかいのだ。ただ、テーブル間隔はきちんと取られていたし、料理台も狭くはなかった。 皿の片付けはなかった。だが、種類が少ないので特に問題はない。補充は普通くらいだ。前金制であり、入り口に置かれてある壺にお金を入れるということになっている。店の雰囲気に合っていて面白い。 客の年齢層は高いかと思ったのだが、そうでもない。若い客が多かった。きれいな佇まいであれば、若い人も訪れるのだ。また、障子が開けられており、外から中の様子を知ることができた。このことが、若い人の興味を刺激したのかも知れない。 味、店内の雰囲気に関しては文句がない。だが、やはり種類数が少な過ぎる。和菓子が付いているのもよいのだが、オマケと言った程度だ。値段が高いということはない。だが、食べ放題という舞台に立つのであれば、もう少し種類数を増やしてもらいたい。 同店のような老舗が食べ放題を行っているのは、正直嬉しいことだ。種類は少ないのだが、むぎとろだけを食べに行くのも悪くはない。
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