|
表参道にあるフランス料理店で行われているサンデーブランチ。その名の通り、日曜日にのみ食べ放題が行われている。 最寄り駅は表参道だが、明治神宮前や原宿から歩くのでもよい。表参道沿いにビルがあるので迷わないだろう。 種類は全部で40種に届かないくらいである。ランチの食べ放題ではよい方だ。ただ、前菜類がちょっと少ない。ブランチと言うこともあるのだろうが、ベーコンやソーセージ、スクランブルエッグなど、お手軽なものも見受けられる。種類数が多い割にはインパクトは薄いか。 食べ放題ではないが、フォアグラのソテーが1皿だけ供される。 味について。ブリオッシュは黄色が強く、卵感がしっかりとしている。白インゲンであろうか、豆が加えられていた。サンドイッチにはスモークサーモンが挟まれていた。パンにはブリオッシュが用いられている。スコーンはチョコレートチップ入りのようだ。 パスタサラダにはハム、キュウリ、そら豆が見られた。春雨サラダの具材は、チャーシュー、ハム、キクラゲ、白胡麻である。フレンチの色合いはなく、中華風だ。レンズ豆のスープは豆臭さがなく、さっぱりとした味わい。 牛肉の煮込みにはインゲンも入れられていた。ベイクドポテトには芽キャベツが一緒に焼かれている。鴨のローストはマスタードソースのようだ。カレーの具材はイカ、ベビーホタテ、海老などのシーフード。トッピングとして香菜が用意されている。白身魚の煮込みにはグリーンアスパラやカリフラワーも入られていた。 タルトはどれも生地が柔らかめである。クラシックショコラはほどよく柔らかくて、しっとり。プチシュークリームのフィリングはバニラビーンズ入りのカスタードクリームであり、軽くて口溶けがよい。チーズケーキはしっとりめのスフレタイプであった。ココナッツムースは軽めでサッパリとしている。余興と言えば大袈裟であるが、最後にフワっと香る程度だ。 味は全体的に悪くはない。種類の少ない前菜と目玉のない料理よりも、デザートの方が精彩を放っているのではないだろうか。 店内は程よく広い。入り口は広めであり、エントランスホールを思わせる。床はフローリングであり、明かりは優しめだ。テーブル間隔は広めで、クロスもナプキンもピンクであった。窓の外には、表参道に立ち並ぶビルが群れている。BGMはジャズのピアノ曲であった。 バックバーも設置されている。確認できたものは、ウイスキーでは「響」と「オールドパー」、ブランデーでは「ヘネシー」、リキュールでは「カンパリ」と「ディータ」だ。 客は20代後半以降が多い。白人客も少なくはない。20歳前後の若い女性グループや白のタンクトップの50代男性がいたのには、やや驚かされた。 補充は早い方だ。片付けやドリンクの継ぎ足しはよい。カトラリーを下げられると、自分で持って来なければならないようだ。名札はドリンクにしか付けられていなかった。今の時代、これくらいのグレードの食べ放題店であれば、全てに名札を付けてもらいたい。 味、種類、補充、居心地は、ある一定以上のレベルに達している。ただ、この値段であれば、何かしらのインパクトは与えてもらいたいものだ。せめて実演くらいは行ってもらいたい。 盛り上がりには欠けるのだが、場所もよいし、安心して訪れることのできる食べ放題店ではある。
|