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新宿マイシティ7階にある飲茶バイキングの専門店。昨年2002年11月6日にグランドオープンされたレストランフロア「SHUN KAN」の店だ。このフロアは大変スタイリッシュになった。以前までのレトロな百貨店の食堂のような鈍いイメージはもはや感じられない。 種類は全部で45種。オーダー制の中華料理食べ放題と比べれば、これくらいの種類数で驚くことはない。だが、ランチバイキングともなれば事情が異なる。これは多い方である。ただ、残念だったのは、料理台に置いてある料理が入れ替わり制であったことだ。常時出ているのは多くて6種前後であった。また、店内は広くはないのだが、ワゴン台数もそれほど多くはない。品切れのワゴンメニューも多く見受けられた。なので、段落始めで述べた数字よりも実際には少なく感じられるだろう。 味について。揚げ春巻はパリパリとしていた。具材の中心はタケノコであり、やや物足りなさが感じられる。エビ餃子は皮が上品で香りがよい。ただ、プリプリ感を楽しめる程にはエビが入っていなかった。チャーシュー饅頭は皮に甘味がある。タレもじわっと甘く、風味が広がる。玉子スープはあっさりとした塩味だ。マンゴー包はマンゴーの酸味とトロピカルな香りがよく主張している。しかしその割には、爽やかに軽く食べることができた。ピータン粥は淡白な粥にピータンの臭みが溶け込んでおり、ちょうどよい風味だ。杏仁豆腐はきれいにパリンと割れる。のどごしがよく、飲み込んだ後には爽やかな甘味が残る。タピオカミルクは小豆がトッピングされており、甘味に的確な着地点があった。 料理、デザートともに満足することができた。ただ、値段が安いためか、具材感がやや乏しいことは否めないだろう。 店内はあまり広くはない。こじんまりとしている。ワゴンが通るため、さすがに通路は広めに取られてあった。だが、テーブルは小さく、テーブル間隔も狭い。2人用のテーブルであれば、4、5皿も置けばすぐに皿で埋まってしまってしまう程だ。 天井は打ちっぱなしであり、菅が剥き出しになっていた。だが、それほど悪い印象は受けなかった。BGMは中国風で、ホールの女性従業員はチャイナドレスであった。照明は暗く落とされている。SHUN KANのスタイリッシュなイメージも手伝い、店内にムードはある。ただそれだけに、寛げるだけの空間が欲しいところだ。 サービスについて。ワゴンの台数は少なくはなかった。だが、十分ということでもない。回っている間に品切れになり、そのまま食べることのできなかったメニューがあったからだ。皿の片付けも悪くはないが、それほどよくもない。テールが小さいので、もっとコマめでもよいだろう。 ワゴンと料理台のデザートに名札が付いていたのはよい。ただ、料理に付けられていなかったのは残念だ。また、ワゴンが巡回する時には、反対側からも分かるようにと、時折料理の名札を逆側に付け替えていた。この点は気が利いている。ただ、できることならば、ワゴンの両サイドに名札が付けられているとよいのだが。 この店で気になる点が少しある。それは、テーブルとその間隔の狭さである。寛げる空間で、快適に食事をする。これは重要なことだ。ただ、行列ができるほどの人気ぶりなので、これも仕方がないのかも知れない。 これ以外の点については、一定以上のレベルにある。具在感はないが味はよいし、入れ替わり制であるが種類は多い。制限時間はあるが、ムードはよいのである。そして何よりも値段が高くはない。 SHUN KANは現在もなお話題のスポットである。4大食べ放題スポットのうちの1つであり、食べ放題シーンを牽引する新宿。食べ放題好きであるのならば、是非訪れてもらいたい。
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