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紀尾井町にある懐石料理店で行われている食べ放題。ノルマ制が敷かれている。 まず、懐石料理のコースを一通り食べる。メニューが2つあるものは1番から食す。その後に、各1番、2番から、好きなものをお代わりできるのである。ただ、食べ放題とならないメニューもあるので注意が必要だ。 同じ建物の隣には、同グループの雛鮨がある。場所は赤坂見附からみて、赤坂プリンスホテルの裏側だ。 献立は月替わり。ランチにのみ、最も安い竹懐石コースが用意されている。当日は、花懐石コースをセレクトした。 種類だが、食べ放題となるものは11種類ある。その数だけをみると少ない。からすみが用いられている、凌ぎのいいむしはまだしも、先付けや前菜、デザートが食べ放題メニューになっていないのは残念だ。 だが、コースとしてのボリュームがあるので、まだよい。ただ、実際の懐石料理とは順番や名称、内容や構成が異なっている。アレンジを加えているようだ。 味について。生たらこ琥珀寄せはキレイであった。透明感があって、涼しげ。プルプルとした食感が面白い。生たらこも、幾分か、より新鮮に感じられた。若鳥チーズ焼は香りがよい。鳥とチーズはよく合う。蓮根真砂和えは蓮根のシャキシャキ感が生きている。和えられた明太子がよく効く。甘海老唐揚げはカリカリに揚げられていた。皮ごとそのままにして食べる。いいむしは、もち米と合わせられていた。もち米のしつこい食感とからすみの強い塩味が互いに主張する。牛蒡東寺巻の道明寺玉子はホロリとしていた。真蛸のあられ揚げはヌルリとした石川芋が印象的。烏賊の湯葉巻はウニ酢でスッキリとしていた。かきの二色から焼きは、カキが赤白2種の味噌で供されている。ただ、どちらとも、やはり味噌が勝ち過ぎ。少しもったいないような気持ちが生じた。舌ひらめ建珍焼きは、玉子が優しい。海老は大振りであり、味噌もたっぷりである。 店内は和風造りだ。建物からして和造りである。壁は木目調であり、床はタイルであった。明かりは薄暗い。年齢層は高かった。40代以降が中心。女性が8割ほどを占める。店内の落ち着いた雰囲気とは裏腹に、騒がしい。当日は十二庵の客が多かったので、雛鮨のスペースも使用された。 補充は早い。だが、それは当初だけのことである。途中からは次第にオーダーがチグハグとするにようになった。献立表が置いてあるのはよい。器も雰囲気のあるものが使われていた。 コース方式のノルマ制だが、懐石料理という性質上、それは仕方がないのかも知れない。造里や焼物など、各構成のメニューを2種類用意しているのは評価できる。ただ、種類は少ないので、全てを食べ放題にしてもらいたいところだ。 値段自体は安くない。だが、風流ある茶懐石を楽しむことができる。是非1度は体験をしてもらいたい食べ放題だ。
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