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1958年にオープンした西銀座デパートにあるビストロのプチバイキング。アンティパストやデザートが食べ放題になる。しかし、一品料理を必ず注文しないといけない訳ではない。単なるバイキングもオーダーできる。 店のちょうど真向かいには雛鮨がテナントとして入っている。銀座インズ、銀座ナイン3号館と同様に、同じビルに複数の食べ放題店が集まっているのは、銀座における食べ放題シーンの特徴だ。 種類はアンティパスト類が18種ほど、デザートが8種ほど揃う。アンティパストは入れ替わりではない。だがケーキ類は入れ替わり制であり、常に置かれているのは5種類ほどだ。アンティパストの種類数は少なくはない。だが、1つの食材に味付をしたものばかりだ。簡易的な印象を受けるので、数字よりも種類は少なく感じられる。逆にケーキ類は種類が少ないのだが、簡易的な印象はない。なので、こちらの方は思ったよりも満足できる。 味について。アンティパストでは、ここに述べるほど印象に残ったものはない。よって、デザートについて述べる。チョコレートケーキは背が高く、ビター感があった。パンプキンプリンはねっとりとした食感だ。かぼちゃらしい甘味が口の中に漂う。ストロベリーのムースは酸味がしっかりとしていた。人によっては強過ぎると感じられるのかも知れない。ベイクドチーズケーキはしっとりとしていた。密で濃厚、風味の広がりが感じられた。パンナコッタはアプリコットソースの爽やかさが印象的だ。アップルパイは大振りで作りがしっとりとしていた。りんご果肉が多く、シャキシャキとした歯応えを楽しめる。クラシックショコラはビターに主張していた。生地は程よいかたさである。 ケーキ類は印象に残るものが多かった。よいものがあったのだが、悪いものは特にない。アンティパストを減らして、もっとケーキ類を増やしてくれた方が嬉しい。 店内について。テーブル間隔は広かった。窓は大きく、外堀通りを覗くことができる。BGMは洋楽であり、落ち着ける印象だ。ただ、制限時間の60分は短い。西銀座デパートということもあり、中高年の女性が多かった。 補充は特に早いということはなかった。だが、適度であり、悪くはない。皿の片付けも同様である。同じケーキでも、カップが変えられていた。これは、ただ単に容器が足りないだけなのことかも知れない。だが、異なるキュートな器に供されたデザートは、洒落ているように見えた。 ドリンクに牛乳が用意されていた。これはそれほど多くないことだ。 この店は西銀座デパート内にあり、アクセスはよい。カジュアルなビストロなので、店にも入り易い。ケーキ類はおいしく食べることができる。なので、ちょっとケーキが食べたくなった時にはよいだろう。 だが、種類はあるもののアンティパストが半端な印象を受ける。それに、居心地がよくとも、制限時間が60分と短い。よいところがあるのに、それが他の要素によって相殺されてしまうのは勿体無いことだ。 値段は高くないのだが安いということもない。デザートとアンティパスト、居心地と制限時間の関係をもうちょっと考えてもらえたら嬉しい。ベクトルさえ多少修正すれば、主張のある食べ放題店に変わることができるのだから。
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