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東京全日空ホテル2階のカフェレストランで行われている食べ放題。前身の「コーヒーショップ カスケイド」も食べ放題店だ。 ランチは平日がプチバイキング、土日祝日はフルバイキング。当日は後者であった。 最寄り駅は溜池山王だが、赤坂見附でも国会議事堂でも構わない。六本木通り沿いにあるので迷わないだろう。 種類は全部で40種ほど。入れ替わり制なので、実際にはもうちょっと少なく感じられる。だがそうだとしても、ホテル系ランチの中でも多い方だ。実演もあり、パンや前菜類が豊富である。 味について。田舎パンは白パンでかため。皮がパリっと乾いた音を響かせ、セサミの風味もよい。アップルパイは酸味しっかりのジャムがフィリング。デニッシュに載せられたフルーツは大きめで、割とリッチな食感だ。 もずく酢のもずくは沖縄県恩納村産。白身魚のオーブン焼きには鯛が使われていた。トマトソースだが、バジルのお陰で香味が増す。カレーはホテル系カレーで上品な感じだ。具材には海老やマッシュルームが用いられていた。チラシごはんは海苔、錦糸玉子、鮭が散らされている。スペアリブには、炒められた赤黄ピーマンとスイートポテトが一緒に供されていた。煮込みハンバーグは網形がシッカリと付けられている。フライドポテトは皮付き。チキングラタンにはコンキリエとソーセージが用いられていた。ところで、チキンはどうしたのであろう? 実演のパスタはどちらともスパゲティ。ナポリタンはタマネギとベーコンとが具材でオーソドックス。酸味は弱い。シーフードはベビーホタテ、海老、アサリ、ムール貝など、賑やかであった。 ソフトクリームはサーブ方式で、ウェハースも添えられる。北海道ミルクが使われており、ミルクがくっきりと浮かび上がった。クラシックショコラは中にクルミが加えられており、上にはアーモンドをいただく。味わいはあるがしつこくない。チーズケーキはスフレタイプ。シットリとしており、フランボワーズと生クリームとが載せられる。パウンドケーキにはクルミがミックスされていた。かためであり、ともするとパサつき感がしなくもない。生クリームがたっぷりと絞られており、マカダミアナッツ、ビスタチオ、アーモンドがトッピングされ、チョコレートソースで仕上げられている。ワッフルとパンケーキにはハニーおよびメープルシロップが用意されていた。タルトは生地がかため、よい意味で重さがある。 料理もよいが、パンやケーキの方が好印象であった。 店内は広い。床は石造りで、場所によっては黒の絨毯が敷かれる。全体的に木目調で、落ち着いた雰囲気。暗めであり、BGMにはジャズが聴かれた。「Blue In Green」のピアノ曲など、ムードのあるものだ。 客は30代半ば以降が多い。ホテルの特徴的にも、20歳より下の層は少なかった。非食べ放題の客も少なくはない。 補充と片付けは早かった。名札は料理のみだが、きちんと入れ替わりと共に更新される。 気になったことは、ラストオーダーを告げに来なかったことだ。確かに店内は広いし、非食べ放題客も多い。だが、面倒だからという理由は通じないだろう。もしもそれができないのであれば、着席時に前もってラストオーダーについて説明するべきである。 実演もあるし、味もよい。種類数も多く、バランスも取れている。店内の雰囲気、補充や片付けもよかった。特別に悪いところはなく、レベルは高い。だが、値段が安いとは言えないだろう。名札や説明などの演出にも、もう少し凝ってもらいたいところだ。 誰を連れて来ても満足してもらえるという意味で、安心のできる食べ放題店である。
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