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パンパシフィックホテル横浜2階にあるイタリア料理店で行われている、ランチ食べ放題。「キッチンスタジアム」と銘打たれており、実演がウリモノだ。月によって料理やテーマの野菜が替わる。 平日と土日祝日とでは、値段が異なる。当日は、値段が高い方の土日祝日であった。 最寄り駅はみなとみらいや桜木町。同ホテルは、横浜ランドマークタワーとパシフィコ横浜とに挟まれている。 種類数は全部で30種強だ。種類数は多い。だが、ホテル系の中では、とりわけて多い方でもない。実演とデザートが充実している。だが、温菜はちょっと少ない印象だ。 味について。ベビーリーフには、水菜、ロロロッサ、レッドオーク、デトロイト、セルバチコが使われていた。太刀魚のエスカベーシュには、エルブドプロヴァンスの香りと表記されている。タイム、タラゴン、ディル、チャービルが使われていた。 新レンコンとズッキーニのフリットには熊本蓮根が用いられている。歯応えがとてもよく、シャキシャキと物を言う。ピザは薄焼きだ。ツナ、カリフラワー、コーン、赤と緑のピーマンと具沢山である。 仔羊もも肉の丸焼きには、オニオンマーマレードがかけられた。ソースは、オニオンの甘味と、ローズマリー、イタリアンパセリ、タイム、セージの芳香とが調和する。トスカ風オムライスには、デミグラスソース、もしくは、ホワイトソースを選ぶ。カルボナーラは胡椒の有無を訊かれる。 レアチーズケーキは実に濃厚。ピティヴィエはアーモンドの香りがよい。木の実タルトには、松の実、クルミ、カシューナッツが使われている。ナッツがぎっしりで、サクサクと音を立てる。タルト フロマージュにはブルーベリーソースが加えられている。ブルーベリーの酸味がアクセントとなった。パイナップルチーズは、パイナップルの穏やかな風味が、チーズの中にあっては新鮮だ。 マチェドニアにはナタデココ、バナナ、オレンジ、パパイア、メロンが入れられていた。シトラススムージーは、酸味が効いている。シャキッとしており、スッキリとした後口。 どれもおいしくいただけた。前菜と実演とデザートはレベルが高い。皮肉なことに、その分だけ、温菜の弱さが目立つ。 店内は広い。テーブル間隔は広く、床は石タイルと絨毯だ。天井は遥か高く、採光が多い。パームツリーも植えられており、南国情緒が溢れる。ピアノによる生演奏もあった。 客は30代以降が中心。女性は7割程を占める。皆マナーがよかった。土日祝日には、90分の時間制限が設けられる。 補充はよい。片付けも早かった。名札や説明がきちんと付けられている。 温菜は種類が多くなく、面白味があるとも言えまい。だが、前菜、実演、デザートはよかった。居心地もよいし、サービスも行き渡っている。値段は安くはないが、内容に見合っているだろう。 ただ、この雰囲気で90分の制限時間があるのは残念だ。活気が溢れながらも、洗練された雰囲気の中で食べるのに、慌しさは相応しくない。
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