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グランドプリンスホテル赤坂新館40階のレストランで行われている、ディナー食べ放題。
高層階からの好景色が自慢ということで、「パノラマブッフェ」と題されている。
当日は期間限定で行われていた「アフター8ブッフェ」を利用した。日曜日から木曜日までの20時以降に利用すると、割引となるイベントだ。アルコールも含めた飲み放題も付き、1日先着50人までとなっている。
同じデザートが出されていたので、隣で行われている「カクテルラウンジ トップ オブ アカサカ」の「ベリーベリーストロベリー」のレポートも参考にしていただきたい。
種類数は40程度。多い方であるが、ホテル系ディナーの中では、決してそういうこともない。むしろ、この値段帯であれば、やや少ない程だ。実演3種が豪華なのはよいものの、温菜類は物足りなく感じられる。
ソフトドリンクはバイキング方式だが、アルコールはオーダー方式であった。スカッチウイスキーは同ホテルのオリジナル、ワインはチリワイン、ビールはアサヒスーパードライの中瓶、焼酎は麦である。ウイスキーについて疑問を持ったのだが、同ホテルのオリジナルであれば、スコッチではなくジャパニーズウイスキーと命名するべきではなかろうか。
冷製こんにゃく麺はのどごしがよいので、始めの頃に食べるとリズムにのれる。豚の冷しゃぶは時間が経ってしまったこともあり、肉がかたくなり始めていた。いろいろ魚介類のマリネには、海老、イカリング、ホタテ、ワカメ、トサカノリなどが使われている。マリネであるが、酸味はほとんど感じられない。チキンとチーズのキッシュは、チーズがたっぷりと入れられているので、ギッシリとした味わいとなっている。赤松鯛は春が旬の魚だ。見た目がキレイで、クセのない身のはずだが、脂がちょっと気になった。
パンプキンスープには、かぼちゃの風味も自然な甘味もあまり感じられない。北海道野菜のポトフには、小玉葱、ニンジン、セロリしか使われていなかった。肉類の旨味がないのは物足りないし、野菜が少ないので寂しく感じられる。ブルーガーデニア特製カレーは辛口とは書いてあるものの、印象は中辛程度。ホテル特有のオーソドックスな欧風カレーで、シメジとビーフがよく馴染んでいる。煮込みハンバーグには白と緑のニョッキも散らされていた。サワークラウトは、日本人向けにアレンジしているせいか、酸味がほとんどなく、物足りない。「酸っぱいキャベツ」という意味にも反している。
ローストビーフには少し、塩を加えるとおいしい。マルドンの塩は、イギリスのエセックス地方にあるマルドンの自然塩だ。膨らみがあって優しい味である。フォアグラのソテーはサイズが小さいながらも、こってりとしてコクがあった。甘酸っぱいアプリコットのソテーが添えられている。オマール海老のスチームは、身がたっぷりであった。甲殻類の旨味が堪能できる一品と言えるだろう。
ショートケーキは、スポンジ生地が詰まっており、しっとりとして重たい。だが、イチゴもたっぷりと使われているので、鈍重ではなく、爽やかな味わいである。チョコレートケーキは仄かにビターで濃厚。お酒にも合う。フルーツタルトにはパイナップルやイチゴが載せられていた。本日のゼリーはピーチゼリーである。
冷菜、温菜、デザートともに、味は悪くない。特別にハズレたものはなく、どれもそれなりにはおいしく食べられた。
店内は、前述の「トップ オブ アカサカ」と対象な造りになっている。景色は非常によい。BGMにはジャズが流されていた。
客層は30代半ば以降が中心。二人での利用が多かったが、ファミリーや一人客も見かけられる。
それほど混雑していなかったこともあるが、補充は十分であった。皿の片付けも早い。スタッフは丁寧でよく気が利く。アルコールは、飲み終える前に、次のオーダーをどうするか尋ねてくれた。
もう少し種類数が欲しいものの、アルコールも付いてこの値段であれば、高いとは言えまい。「アフター8ブッフェ」期間中であれば、アルコールを飲む人にとっては、お得に感じられる内容である。
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