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六本木ヒルズのメトロハットハリウッドプラザ地下2階にあるイタリア料理店で行われている食べ放題。六本木ヒルズ及び同店の1周年記念で、「アニバーサリービュッフェ」と銘打たれた食べ放題が行われている。前菜類がバイキング方式で、ショーケース内に入れられたメイン料理やジェラートなどはサーブ方式だ。 最寄り駅は六本木。六本木ヒルズは六本木通り沿いであるし、今更説明するまでもないだろう。ただ、レランフロアの中心となっているウェストウォークではなく、メインゲートのメトロハットハリウッドプラザなので、注意してもらいたい。 種類は25種に届かないくらいだ。ランチ食べ放題ではまずまずだろう。ただ、入れ替わりなので、実際にはもっと少なく感じられる。 温かいパスタは1種で、ピザもなく、やや前菜寄りだ。珍しいものは、使われたフルーツの果皮を入れ物にして供すフルーツのジェラートだ。訊ねたところ、シチリア島から取り寄せたもので、日本では同店でしか食べられないそうだ。 味について。フォカッチャはバジルが軽く加えられており油も香りも適度。タコのマリネはケッパー入りで、アクセントがある。かぼちゃサラダにはたくさんのアーモンドスライスがトッピングされていた。かぼちゃの甘味に対して、アーモンドの風味はひけを取らない。冷製パスタはルッコラとトマトが使われている。オムレツに加えられていたのはピーマンとナスで、サッパリとした後口。ドライトマトのワインビネガー漬けは酸味が軽い。臭みはほとんど感じられなかった。 スパゲッティはトマトソースで、ツナが具材の主役だ。カジキマグロのグリルはハラペーニョソースでいただく。パイナップルが加えられており、辛味は強めだが、酸味が追い付いて爽やかな仕上がり。ラザニアにはトマトとナスが使われていた。フライドポテトにはチリソースが添えられる。豚バラ肉のチーズ焼きは、豚バラ肉が柔らかく旨味がある。白いんげんも入れられていた。ローストポークは、粒マスタードのピリ辛さが合う。 バナナタルトには果肉が少し入れられていた。甘過ぎず、思いほのか上品。イタリアンチーズケーキはクリーミーで濃厚。上に生クリームが載せられている。ガトーショコラにはピスタチオ片がパラパラとトッピングされていた。 ジェラートは見た目が面白いだけではなく、フレッシュ感がある。フルーツはどれもサッパリとしてキレがよい。印象に残ったのはクルミと栗だ。どちらとも元々特徴のある芳香を漂わすのだが、それがそのままにして閉じ込められていた。 前菜やメイン料理もよいが、ジェラートが最も印象に残る。 店内は広くない。地下2階だが、吹き抜けになっている円形の中庭が設置されている。その影響を受けて、同店のガラス張りの外壁は緩やかなアーチを描く。床は白のタイルだが、基調は黒。テーブル間隔は普通くらいだ。バーカウンターも設置されている。 入り口すぐ目の前にショーケースがあり、料理台として使われていた。入り口に近い上に場所が狭く、しかもメイン料理がサーブ方式だ。3つの悪条件が重なっている。バーカウンターを料理台として使用した方がよいだろう。 BGMにはジャズが流されていた。客は7割が女性である。20代後半以降が中心だ。カフェのようなカジュアルさもあるのだが、10代の客が入る雰囲気ではない。 補充はまずまずだ。指示は的確だが、用意されるのが遅かったり、品切れるものがあったりと、ムラがある。恐らく単に慣れていないだけであろう。 皿の片付けや水の注ぎ足しは早い。椅子も引いてくれる。補充の際、掛け声も聞かれた。店内の広さに比して従業員は多い方だ。 制限時間には厳しい方で、60分なので忙しない。 料理台の悪環境、補充のムラ、制限時間の短さは気にせずにいられない。だが、珍しいメニューがあるし、どれもおいしく食べられる。メニュー内容からすれば値段は安い。 時折食べ放題を行って慣れてもらえれば先が楽しみだが、今後の予定はないそうだ。興味があるのならば、今のうちに訪れてもらいたい。
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