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羽田東急ホテルにあるレストランのランチバイキング。ホテルの近くには殆ど何も建物がなく、飛行機や滑走路ばかりが見える。また、宿泊客にはスチュワーデスが多く見受けられた。羽田方面は食べ放題店が少ない。なので、ホテルでバイキングを行っているのは嬉しいところだ。 種類は料理が20種ほどであり、デザートは3種くらいの幅しかない。料理台はきちんと設けられている。だが、種類は多くないので、少し寂しいところだ。 ただ、料理は実演で用意してくれるものが、たらば蟹、ローストビーフ、串揚げ、クレープと4種類もある。出来立てが食べられたり、丁寧に切り分けてくれるのはよい。だがやはり、デザートは明らかに物足りなさが残ってしまうだろう。 味について。ローストビーフは脂ののりはそれほどでもなく、落ち着いた印象であった。あんこうの甘酢あんは淡泊なあんこうに酸味の効いたたれがマッチしている。鮭といくら丼は鮭といくら、とびこ、錦糸玉子がふんだんに混ぜられており、潮の香りが豊かだ。箸がよく進むことだろう。タラバ蟹は身が詰まっており、迫力があった。予め殻が半分取り除かれていたり、しっかりと切り口が付けられており、食べ易くなっていたのはよい。串揚げの調味料には、アルカリがたっぷりの藻塩が用意されていた。塩味の立ち上がりが早く、串揚げに勢いが加えられた印象だ。小籠包はジューシーであり、皮の甘味と上品な香りがよい。ふぐの唐揚げは尾に近い部分が使用されていた。カリッと揚げられており、あっさりと仕上がっている。金目鯛は程よく厚みがあった。しっかりと煮つけられていて醤油が香ばしい。ココナッツのケーキはクリーミーで香り広がる。クレープは形がよく、ホイップクリームとバナナが入っていた。表面にかけられたチョコレートソースと生地の透き通った肌が食欲をそそる。 料理は目玉となるメニューが揃っていたし、実演もあった。どれも、おいしく食べることができたのはよい。だが、ホテル系でありながら種類があまり多くない。それに、デザートは簡易的だ。味がよくとも物足りなさは残る。 店内は大きな窓が2面あった。光がよく差し込んでくるので明るく、気持ちがよい。また、テラス席があった。これは、夏に使われるのであろう。 ホテル内の敷地にはガーデンや小さくて可愛らしいチャペルが建っていた。チャペルは「ヴァンヴェール」と呼ばれており、ゴスペル挙式が行えるとのことである。 店内は解放感があって、とても居心地がよい。それに、BGMはピアノであり、落ち着いて静かな雰囲気だ。それだけに、制限時間があるのは残念である。 サービスについて。皿の片づけはマメであった。補充は普通くらいだ。メニュー全てに名札が付けられていたのはとてもよい。 空港に近いせいで、店の客は宿泊客が中心であった。だが、宿泊客の中心であるスチュワーデスは店内に見受けられなかった。また、バイキングを注文せず、通常メニューを食べていた客が多かった。このことは興味深いと同時に残念である。これらの点は、他のホテル系食べ放題には見られない。空港近くのホテルバイキングらしいところである。 この店は食べ放題の少ない羽田にある貴重なホテルバイキング店である。しっかりと季節毎にテーマを決めてブッフェを行っている。料理の内容はよい。だが、値段に比べると、やはり種類が少ないと感じざるを得ない。 場所が繁華街ではなく、東京の隅っこだということはマイナスかも知れない。だが、この地域では数少ない食べ放題店なのである。もう少し種類を増やし、飽きを感じさせないでもらいたい。 この店は、旅立つ客や帰路に着く客が訪れる店である。旅の土産にホテルバイキングの楽しさも携えてもらう。そのようなことができるのは、この食べ放題店なのである。
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